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ちーちー注意! 性格の悪いゆっくりがいます。 俺設定ありです。 ____________________ 「なんなの・・・?このこは・・・?」 お母さんまりさは驚いていた。 このお母さんまりさはたった今出産を終えたばかり。 お腹型にんっしんだったので生まれた子は2匹だった。 先に生まれた赤ちゃんはお母さんに良く似た、とってもゆっくりした子だった。 きれいな帽子、金色の髪、ちっちゃなリボン。 「ゆっくちちていってね!」と声を上げる姿には、思わず顔が綻んでしまう。 しかし後から生まれた赤ちゃんゆっくりは不思議な姿だった。 金髪の髪にちっちゃなリボン。間違いなくまりさ種の赤ちゃんである。 しかし 大きく違ったのは そのこの帽子は 貝殻だった 『赤ちゃんまりさとまりさつむり』 帽子が無いわけではないので、ゆっくり出来ない子ではない。 しかし明らかに形の違う帽子(貝殻)を持っている。 それでもでもそのこが「まりさ種」と認識する事が出来る。 まりさつむりは本来水辺に生息するゆっくりまりさの亜種。 こんな森の中に貝とは場違いというものである。 しかしそんなことを知らないお母さんまりさは混乱していた。 自分ひとりでは解決できないと思ったお母さんまりさは、 同じ群れのぱちゅりーに相談することにした。 このまりさ一家は小さな群れに所属していた。 群れといっても、いわゆる「ドスまりさ」を中心としたような大規模なものではない。 このまりさ一家以外に、2つのれいむの一家、一人暮らしのぱちゅりーという小さなものである。 「むきゅ!そのこは“まりさつむり”よ!」 まりさ一家の巣にやってきたぱちゅりーは言った。 「まりさつむり?」 「そうよ!れっきとした“まりさ”よ!それもとってもめずらしいのよ!」 それを聞いた、先に生まれた赤ちゃんまりさ(以降姉まりさ)は 「ゆ!まりちゃのいもーとはとくべちゅ!しゅごい♪」 と自分のことのようによろこんでいる。 そりてぱちゅりーはまりさつむりについて知っている事を話した。 数が少ないこと、貝殻が帽子の代わりであること、貝殻は普通の帽子よりお水に強いことなど。 「でもどうしてその“まりさつむり”がうまれたんだろう・・・?」 「きっとまりさがとってもゆっくりしたおかあさんだから、かみさまがさずけたんだわ!むきゅん☆」 「ゆぅ、じゃあこのこはとってもゆっくりしたあかちゃんなんだね!」 「いもーと、ゆっくち!」 自分がゆっくりしたおかげで生まれた「まりさつむり」。特別な子。 そんなゆっくりの母親になれたことを素直に誇らしく思った。 当の赤ちゃんまりさつむりは「ゆぅー?」とくびを傾げるばかりだったが。 「おかーしゃん、おなかがすいたよ!」 「ゆっくちぺこぺこだよ!」 ぱちゅりーが巣を後にしてからほどなくして、2匹の赤ちゃんは空腹を訴えた。 「ごめんね!すっかりおそくなっちゃったけどさいしょのごはんにしようね!」 そういとお母さんまりさは、巣の蓄えの中からえさを持ってきた。 生まれたてはまだ十分にものを咬む力が無いので、出来るだけ柔らかいものを選んだ。 そしてある程度の量を集めて、巣にあるテーブル(ただの拾った小箱だが)に置いた。 「さあ、あかちゃんたちいらっしゃい!ごはんよ」 「ゆ!ごはんたべりゅよ!」 「ゆっくち!」 ぴょこぴょこと跳ねてテーブルに近づく姉まりさ。 ぴょんっとテーブルに飛び乗ると、早速ごはんにありついた。 「むーちゃ、むーちゃ、しあわちぇー☆」 その様子を見て思わず笑顔になるお母さんまりさ。 なんてゆっくりした子だろう。何てゆっくりした笑顔だろう。 見ているだけで癒されるようだった。 しかしもう1匹の赤ちゃんがまだやってこないことに気づいた。 「しゅーり、しゅーり・・・」 何故か口で足音(?)をつぶやきながら赤ちゃんまりさつむりは這うように近づいていた。 そう、まりさつむりはその貝の重さゆえ“跳ねて移動する”ことが出来ないのだ。 もともと水辺に住むまりさつむりは、藻などを主食とするため狩りを行う事がほとんど無い種である。 移動能力の変わりに外敵から、そして水から身を守る貝殻をてに入れたのがまりさつむりなのである。 そのためゆっくりとしか移動できないのである。 必死で近づく赤ちゃんの姿を見たお母さんはおもわず駆け寄った。 この子はゆっくりとしか移動できないという事が、流石に理解できたのだ。 そして赤ちゃんまりさつむりをくわえると、テーブルまで運んだ。 「ゆ♪おかーしゃん、はやいはやい♪」 そしてぽんっとテーブルにのせてあげた。 「またせてごめんね!ゆっくりたべてね!!」 「ゆっくちいただきます!」 ようやく食事にありつけた赤ちゃんまりさつむりは、しあわちぇー☆と声を上げた。 そんな様子を見ていた姉まりさ。お母さんに運んでもらったのが羨ましかったのだろう。 「ゆ!じゅるーい!まりちゃもはやいはやいちたいよ!!おかーしゃんやってやって!!」 「だめよ!あなたはじぶんでぴょんぴょんできるでしょ!」 「ゆぅ・・・」 そして食後、二匹の赤ちゃんはじゃれあって遊んでいた。 「ゆーころころー♪」 「おねーちゃん、くるくるー♪」 ころころと転がる姉まりさとそれを目で追う妹。 何の遊びをしているのか全く分からないが、二匹は楽しそうだった。 そんなときである。 「ころころー、ゆっ!」 ぽこんっ、と転がっていた姉まりさが、妹にぶつかってしまった。 ひっくり返る二匹。様子を見ていたお母さんも心配そうだ。ところが、 「ゆぅ・・・ゆ・・・!いちゃいいいいい!」 声を上げたのは姉のほうだけである。 姉まりさはぶつかったときに貝殻の突起部にぶつかったのだ。 餡子が出るほどの怪我ではないが、それでも内出血のように餡子がじんわりにじんでいた。 「ゆぅ・・・!ゆっくちできないぼうちだね!!ぷんぷん!!」 涙目になりながら姉まりさは妹の貝殻を引っ張りだした。 「やめちぇよ!おねーちゃん!まりちゃわるいことちてないよ!!」 「まりちゃがいちゃいいちゃいなのは、そのゆっくちできないぼいしさんのせいだよ!!ゆっくちりかいちてね!!」 「やめちぇぇぇぇぇ!!」 はじまる姉妹喧嘩。 思わずお母さんまりさが割ってはいる。 姉まりさは思った。お母さんが妹を叱ってくれる。ゆっくり出来ない帽子さんをどうにかしてくれる。 「なにしてるの!」 怒られたのは姉のほうだけであった。 「なにいっちぇるのおかーしゃん!まりちゃいちゃいいいちゃいなんだよ!?わるいこともちてないよ!?」 「だまりなさいね!ぶつかったのはあなたのほうからでしょ!!」 「でも・・・いもーとのぼうしさんが・・・」 「だまってね!!!ゆっくりあやまってね!!!」 「・・・ゆぅ・・・ごめんなちゃい・・・。ゆっ・・・ゆっ・・・ゆぇぇぇぇぇぇぇん!!」 「おねーちゃん・・・」 お母さんまりさの言い分は当然のものだが、理解できない赤ちゃんである姉まりさは、おもわず泣きながらその場を去ってしまった。 どうして自分だけ謝るの?悪い事してないのに?痛いのは自分だけなのに? 2匹の赤ちゃんが生まれてから数日が経過した。 能力の異なる姉妹への対応はどうしても差が出てしまう。まりさつむりの移動能力の低さは特にそれを顕著にした。 それは姉まりさにとっては「妹ばっかり贔屓されてる」と思ってしまうものでもあった。 甘えたいさかりの赤ちゃんである姉まりさにとって、なんとも面白くないことである。 いつも、食事のときは妹だけ母親がテーブルへ運ぶ。 いつも、お外に出るときは妹だけ母親の帽子に乗せててもらえる。 いつも、ちーちーのときは妹だけ母親がお外へ連れて行く。 いつも、妹だけ、いつも、妹だけ、いつも・・・・ また、特別な姿を持つ妹の姿はすぐに群れ住む、れいむの一家にも伝わった。 「ゆ!ふしぎなおぼーち!」 「かわいいあかちゃんだね!」 「ゆっくりしてるよぉ・・・」 「とくべつなあかちゃん、ゆっくりそだってね」 「おかあさんもはながたかいね!!」 「ゆっくち!いっちょにゆっくちちよう!!」 遊びに来るれいむ一家にちやほやされる妹。 決して姉が無視される訳ではないが、“ついで”のような扱いが気に入らなかった。 しかし、文句を言ってもお母さんに叱られる。 表にはそんな気持ちを出さずに、出せずにいた。 (まりちゃだってかわいいのに!おかーしゃんのあかちゃんなのに・・・!!) そんなある日のこと。 巣の蓄えが少なくなってきたことから、お母さんまりさは狩りに出かけることにした。 「これからおかーさんはごはんをとってくるからね!おなかがすいたらテーブルのごはんをたべてね! おねーちゃんはいもうとのめんどうをちゃんとみてあげてね!!!」 「ゆっくちいってらっちゃい!!」 「いってらっちゃい・・・」 「ふたりとも、いいこにおるすばんしててね!!」 お母さんまりさは巣穴の入り口を隠すと、巣を後にした。 ほどなくして、妹のまりさつむりは暇をもてあましたのか歌をうたい出した。 「ゆー♪ゆんゆんー♪ゆっくちちちぇってねー♪」 「うるちゃいよ!!ゆっくちできないからしずかにしてね!!」 突然姉に怒鳴られた。訳が分からない妹は戸惑う。 「ゆぅ・・・おねーちゃんどうちたの?どうちておこるの?」 「しずかにちてっていってるでしょ!ばかなの!?」 そういうと近くにあった小石を咥えてぶつけた。 貝殻にぶつかったので怪我どころか痛みも無いが、妹のまりさつむりはびっくりした。 「ゆぅ・・・ごめんなちゃい・・・おねーちゃん・・・」 普段はお母さんに叱られるのが嫌で強く当たらない。しかし巣に2匹だけの今は別。 姉まりさは日ごろの鬱憤をぶつけだした。 そして妹には姉の態度の理由が全く分からなかった。 しばらくすると姉まりさはお腹がすいてくる。 ぴょこぴょこと跳ねながらテーブルに向かうと、母親が用意した食事を食べだした。 「むーちゃ、むーちゃ、ちあわちぇー☆」 そんな姉まりさの姿を見て、妹のまりさつむりもお腹がすいてきたのだろう。 這いながらテーブルに向かう。 「しゅーり、しゅーり・・・」 普段母親が運んでくれる分、自力では時間がかかってしまう。 お腹がすいてることもあり、普段以上にゆっくりした動きにも思える。 そんな移動をしてる間も、姉まりさの「しあわせー☆」という食事の声が聞こえてくる。 たまらずテーブルにたどり着く前に姉まりさに言った。 「おねーちゃん!まりちゃにもごはんもってきて!おなかしゅいたよ!!」 しかし 「ゆ!ごはんもじぶんでたべられないの?ばかなの?じぶんのことくらいじぶんでやってね!ゲラゲラゲラ!」 「どうちてしょんなこというにょぉぉぉぉぉぉ!?」 姉まりさは妹の頼みを一蹴した。 しかたなく自力でテーブルに向かう。もう半泣きである。 ようやくテーブルに着く。が、今度はテーブルに乗ることが出来ない。 「おねーちゃん!テーブルにのれないよ!のちぇて!のちぇて!!」 「むーちゃ、むーちゃ、ちあわちぇー☆けぷぅ・・・」 「どうちてむしちゅるのぉぉぉぉぉぉ!?」 今度は無視である。 普段お母さんに沢山かまってもらえる妹のまりさつむりが、今は何も出来ずに泣きながら騒いでいる。 自力で何も出来ないその姿を眺めながら、姉まりさは優越感に浸っていた。 「おねーちゃん!おねーちゃんんんん!!おなかしゅいたよぉぉぉ!!」 泣きながら訴えるその姿を見ながらとる食事は最高に気分の良いものだった。 (ふん!ふだんおかーしゃんをひとりじめするばつだよ!・・・そうだ) 「しょうがないくじゅだね!でもおねーちゃんはやさしいからテーブルにのせてあげるよ!」 「ゆっ!?おねーちゃん!!はやくぅぅぅぅ!!」 テーブルの下におりると、もはや泣きじゃくるばかりの妹の踏み台になってあげる。 踏み台にされる、この行為自体が屈辱に思えたがこれからのことを考えると笑いをこらえるのに必死だった。 「ゆーちょ、ゆーちょ、ゆぅ・・・ん!」 なんとかテーブルにのれたようだ。 ようやくこれでご飯が食べられる。そう思った妹のまりさつむりがテーブルの上の異変に気づいた。 「ゆ・・・ごはんが・・・にゃいよ!?にゃんで!?にゃんでぇぇぇ!!?」 「げぇーっぷ☆」 「おねーちゃんがじぇんぶたべちゃったの!?」 「おお、まぬけまぬけ。のろまのろま。ゲラゲラゲラゲラ」 姉まりさは二匹分の食事を全て平らげてしまっていたのだ。当然テーブルには食べカス以外何もない。 「どうちてぇぇぇ!?にゃんでぇぇぇぇ!?ゆえぇぇぇぇぇぇん!!!」 「ぷっすー☆ひとりでなんにもできないのろまなくじゅなんだね!とくべちゅ(わらい)なちゅむりちゃーん!!」 「ゆぇぇぇぇん!おかーしゃん!!おかーしゃーん!!!」 「すぐそうやっておかーしゃんをひとりじめちようとしゅるからこんなめにあうんだよ!ゆっくちりかいちてね!!」 「ゆぇぇぇぇぇぇん!」 姉まりさはそんな妹の姿に大満足した。そして更にいじめが続く。 「くじゅまりちゃちゃんはテーブルからひとりでおりられるのかなー?ゲラゲラゲラ!」 「ゆ!?・・・くじゅじゃないもん!おりられるもん!!」 煽られた妹のまりさつむりはテーブルから飛び降りる。 しかし普段跳ねたりしない分、いわゆる足の部分は通常のまりさより弱い。 姉まりさがそんなことを知っているはずも無いが、結果妹のまりさつむりは着地と同時に大きな衝撃を受ける。 背中の殻の重さがそれを増徴する。 「ゆぴゅっ!」 おもわず餡子を吐いていしまう。 「ゆぇぇぇぇ・・・いちゃいいいぃぃぃぃ・・・」 全身に響く衝撃と痛みでもだえるような声しか出せない妹。 そんな姿を見て、姉まりさはゲラゲラゲラと笑うばかりである。 そのとき、あまりの痛さと苦しさに チョロロロロロ・・・・・ 「ゆ゛っ!ちーちーをもらちてるよ!?くじゅはちーちーしゅるすがたもまにゅけだね!!」 「ゆぅ・・・みにゃいでぇ・・・」 「おお、くさいくさい」 もはや叫ぶことも出来ない妹のまりさつむりはその場でうずくまり、ちーちーを漏らした。 「ちーちーのなかでおねむ!?ゲラゲラ!!そんなにちーちーがすきなら、まりちゃのもあげるよ!!!」 チョボボボボボ・・・・・ 姉まりさはちーちーを引っ掛け始めた。そこには2匹分のちーちーによるおおきな水溜りが出来ていた。 空腹と、先の号泣・お漏らしによる水分の消失、叫び続けたことから来る疲労、全身の痛み。 もううずくまったまま、ちーちーの水溜りから動くことが出来ず、気を失ってしまった。 「ぷっすー☆くじゅはちーちーのなかでおねむがおにあいだね!くさいくさい!ゲラゲラゲラ!!」 たっぷりと日ごろの不満を妹にぶつけた姉まりさ。 ひとしきり笑うと満足したのか寝床に向かい、昼寝をすることにした。 どっすん!! 「ゆびゅる!!」 餡子を吐きながら、姉まりさはめをさました。 何が起こったのか理解できない。 しかしすぐに全身を激痛と、ずっしりとした重さが支配していることに気づいた。 「ゆ・・・いちゃいいいいいいい!!」 「いだいじゃないよ!!よぐも!!よぐもあがぢゃんを!!おもうどをぉぉぉぉぉ!!」 「ゆ・・・!?おかーしゃん!?にゃんで!?どうちてこんにゃことしゅ・・・ゆぴぃ!!」 こんとは咥えられてそのまま巣の壁に叩きつけられた。 「よぐもいもうどをごろじだね!ゆっぐりでぎないあがぢゃんはおがーざんのこじゃないよ!!!」 姉まりさが昼寝を始めてから随分たった後、お母さんまりさは巣に戻ってきた。 「ゆ!これだけあればあかちゃんたちもじゅうぶんゆっくりできるよ!!」 たっぷりの食べ物を頬に、帽子にしまっているお母さんまりさ。 はやく赤ちゃんの顔が見たい。いそいそと巣穴の入り口を開き、中に入った。 「ゆっくりただいま!!たくさんごはんをとってきた・・・!?」 お母さんまりさは巣の違和感に気づいた。たちこめるあまったるい臭い。ちーちーの臭い。 そしてその中に・・・ 「あ・・・あ゛・・・あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!????」 ちーちーの水溜りで気絶した事によって皮が溶け、 そこから餡子が溶け出してしまい、 絶命した、 妹のまりさつむりの、 変わり果てた姿であった。 水に強い貝殻があっても、本体は饅頭。水溜りの中では長くは持たなかったのだ。 「どうじでぇぇぇぇ!?あがぢゃんんんん!?だれがぁぁぁぁぁ?!ゆ゛!?」 そういえばもう1匹の赤ちゃんがいない。 まさか、そのこも!? 不安になったお母さんまりさは巣の中を探し出した。 しかしあっさりと、寝息を立てて眠る赤ちゃんの無事な姿を見つけた。 ほっとするお母さんまりさ。しかし、ここでなんで妹のまりさつむりがあんな姿になっていたのか考え出した。 巣の中が荒らされていたわけじゃないし、なにより入り口はしっかりと隠していた。 外から何かが入ってきたわけではない。 巣の壁にも異変はない。 中にいたのは赤ちゃんだけ。 1匹は死んで、1匹は無事・・・ いっぴきはぶじ・・・ なかにいたのはあかちゃんだけ・・・ あかちゃんだけ・・・ まさか。まさかまさかまさかまさかまさかまさかまさかまさかまさかまさか!!!!!! 次の瞬間には姉まりさに飛び掛っていた。 「よぐもぉぉぉぉぉ!!!じねぇぇぇぇぇ!!!」 「やめちぇぇぇぇぇ!!おかーしゃ・・・」 「おばえみだいなぐずが、おがーざんなんでよぶなぁぁぁぁぁ!!!」 「おかーs」 びちゃぁッ!! 姉まりさが言い切る前に、餡子が地面に広がった。 姉まりさはただの餡子の塊になった。 (どうちて・・・おかーしゃん・・・) 「ゆぐっ!ゆぐっ!まりざはっ!とぐべづなあがぢゃんをっ!さずがったのにっ!!ゆぐっ!!」 「なんで・・・・!こんなことに・・・!!」 巣に残されたのは、もはや泣くしか出来ないお母さんまりさと、地面に広がる餡子、水溜りの中のちいさな貝殻だけであった。 これまで書いたもの ゆっくりいじめ系856 赤ちゃんれいむとすりすり このSSに感想を付ける
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ちーちー注意! 性格の悪いゆっくりがいます。 俺設定ありです。 ____________________ 「なんなの・・・?このこは・・・?」 お母さんまりさは驚いていた。 このお母さんまりさはたった今出産を終えたばかり。 お腹型にんっしんだったので生まれた子は2匹だった。 先に生まれた赤ちゃんはお母さんに良く似た、とってもゆっくりした子だった。 きれいな帽子、金色の髪、ちっちゃなリボン。 「ゆっくちちていってね!」と声を上げる姿には、思わず顔が綻んでしまう。 しかし後から生まれた赤ちゃんゆっくりは不思議な姿だった。 金髪の髪にちっちゃなリボン。間違いなくまりさ種の赤ちゃんである。 しかし 大きく違ったのは そのこの帽子は 貝殻だった 『赤ちゃんまりさとまりさつむり』 帽子が無いわけではないので、ゆっくり出来ない子ではない。 しかし明らかに形の違う帽子(貝殻)を持っている。 それでもでもそのこが「まりさ種」と認識する事が出来る。 まりさつむりは本来水辺に生息するゆっくりまりさの亜種。 こんな森の中に貝とは場違いというものである。 しかしそんなことを知らないお母さんまりさは混乱していた。 自分ひとりでは解決できないと思ったお母さんまりさは、 同じ群れのぱちゅりーに相談することにした。 このまりさ一家は小さな群れに所属していた。 群れといっても、いわゆる「ドスまりさ」を中心としたような大規模なものではない。 このまりさ一家以外に、2つのれいむの一家、一人暮らしのぱちゅりーという小さなものである。 「むきゅ!そのこは“まりさつむり”よ!」 まりさ一家の巣にやってきたぱちゅりーは言った。 「まりさつむり?」 「そうよ!れっきとした“まりさ”よ!それもとってもめずらしいのよ!」 それを聞いた、先に生まれた赤ちゃんまりさ(以降姉まりさ)は 「ゆ!まりちゃのいもーとはとくべちゅ!しゅごい♪」 と自分のことのようによろこんでいる。 そりてぱちゅりーはまりさつむりについて知っている事を話した。 数が少ないこと、貝殻が帽子の代わりであること、貝殻は普通の帽子よりお水に強いことなど。 「でもどうしてその“まりさつむり”がうまれたんだろう・・・?」 「きっとまりさがとってもゆっくりしたおかあさんだから、かみさまがさずけたんだわ!むきゅん☆」 「ゆぅ、じゃあこのこはとってもゆっくりしたあかちゃんなんだね!」 「いもーと、ゆっくち!」 自分がゆっくりしたおかげで生まれた「まりさつむり」。特別な子。 そんなゆっくりの母親になれたことを素直に誇らしく思った。 当の赤ちゃんまりさつむりは「ゆぅー?」とくびを傾げるばかりだったが。 「おかーしゃん、おなかがすいたよ!」 「ゆっくちぺこぺこだよ!」 ぱちゅりーが巣を後にしてからほどなくして、2匹の赤ちゃんは空腹を訴えた。 「ごめんね!すっかりおそくなっちゃったけどさいしょのごはんにしようね!」 そういとお母さんまりさは、巣の蓄えの中からえさを持ってきた。 生まれたてはまだ十分にものを咬む力が無いので、出来るだけ柔らかいものを選んだ。 そしてある程度の量を集めて、巣にあるテーブル(ただの拾った小箱だが)に置いた。 「さあ、あかちゃんたちいらっしゃい!ごはんよ」 「ゆ!ごはんたべりゅよ!」 「ゆっくち!」 ぴょこぴょこと跳ねてテーブルに近づく姉まりさ。 ぴょんっとテーブルに飛び乗ると、早速ごはんにありついた。 「むーちゃ、むーちゃ、しあわちぇー☆」 その様子を見て思わず笑顔になるお母さんまりさ。 なんてゆっくりした子だろう。何てゆっくりした笑顔だろう。 見ているだけで癒されるようだった。 しかしもう1匹の赤ちゃんがまだやってこないことに気づいた。 「しゅーり、しゅーり・・・」 何故か口で足音(?)をつぶやきながら赤ちゃんまりさつむりは這うように近づいていた。 そう、まりさつむりはその貝の重さゆえ“跳ねて移動する”ことが出来ないのだ。 もともと水辺に住むまりさつむりは、藻などを主食とするため狩りを行う事がほとんど無い種である。 移動能力の変わりに外敵から、そして水から身を守る貝殻をてに入れたのがまりさつむりなのである。 そのためゆっくりとしか移動できないのである。 必死で近づく赤ちゃんの姿を見たお母さんはおもわず駆け寄った。 この子はゆっくりとしか移動できないという事が、流石に理解できたのだ。 そして赤ちゃんまりさつむりをくわえると、テーブルまで運んだ。 「ゆ♪おかーしゃん、はやいはやい♪」 そしてぽんっとテーブルにのせてあげた。 「またせてごめんね!ゆっくりたべてね!!」 「ゆっくちいただきます!」 ようやく食事にありつけた赤ちゃんまりさつむりは、しあわちぇー☆と声を上げた。 そんな様子を見ていた姉まりさ。お母さんに運んでもらったのが羨ましかったのだろう。 「ゆ!じゅるーい!まりちゃもはやいはやいちたいよ!!おかーしゃんやってやって!!」 「だめよ!あなたはじぶんでぴょんぴょんできるでしょ!」 「ゆぅ・・・」 そして食後、二匹の赤ちゃんはじゃれあって遊んでいた。 「ゆーころころー♪」 「おねーちゃん、くるくるー♪」 ころころと転がる姉まりさとそれを目で追う妹。 何の遊びをしているのか全く分からないが、二匹は楽しそうだった。 そんなときである。 「ころころー、ゆっ!」 ぽこんっ、と転がっていた姉まりさが、妹にぶつかってしまった。 ひっくり返る二匹。様子を見ていたお母さんも心配そうだ。ところが、 「ゆぅ・・・ゆ・・・!いちゃいいいいい!」 声を上げたのは姉のほうだけである。 姉まりさはぶつかったときに貝殻の突起部にぶつかったのだ。 餡子が出るほどの怪我ではないが、それでも内出血のように餡子がじんわりにじんでいた。 「ゆぅ・・・!ゆっくちできないぼうちだね!!ぷんぷん!!」 涙目になりながら姉まりさは妹の貝殻を引っ張りだした。 「やめちぇよ!おねーちゃん!まりちゃわるいことちてないよ!!」 「まりちゃがいちゃいいちゃいなのは、そのゆっくちできないぼいしさんのせいだよ!!ゆっくちりかいちてね!!」 「やめちぇぇぇぇぇ!!」 はじまる姉妹喧嘩。 思わずお母さんまりさが割ってはいる。 姉まりさは思った。お母さんが妹を叱ってくれる。ゆっくり出来ない帽子さんをどうにかしてくれる。 「なにしてるの!」 怒られたのは姉のほうだけであった。 「なにいっちぇるのおかーしゃん!まりちゃいちゃいいいちゃいなんだよ!?わるいこともちてないよ!?」 「だまりなさいね!ぶつかったのはあなたのほうからでしょ!!」 「でも・・・いもーとのぼうしさんが・・・」 「だまってね!!!ゆっくりあやまってね!!!」 「・・・ゆぅ・・・ごめんなちゃい・・・。ゆっ・・・ゆっ・・・ゆぇぇぇぇぇぇぇん!!」 「おねーちゃん・・・」 お母さんまりさの言い分は当然のものだが、理解できない赤ちゃんである姉まりさは、おもわず泣きながらその場を去ってしまった。 どうして自分だけ謝るの?悪い事してないのに?痛いのは自分だけなのに? 2匹の赤ちゃんが生まれてから数日が経過した。 能力の異なる姉妹への対応はどうしても差が出てしまう。まりさつむりの移動能力の低さは特にそれを顕著にした。 それは姉まりさにとっては「妹ばっかり贔屓されてる」と思ってしまうものでもあった。 甘えたいさかりの赤ちゃんである姉まりさにとって、なんとも面白くないことである。 いつも、食事のときは妹だけ母親がテーブルへ運ぶ。 いつも、お外に出るときは妹だけ母親の帽子に乗せててもらえる。 いつも、ちーちーのときは妹だけ母親がお外へ連れて行く。 いつも、妹だけ、いつも、妹だけ、いつも・・・・ また、特別な姿を持つ妹の姿はすぐに群れ住む、れいむの一家にも伝わった。 「ゆ!ふしぎなおぼーち!」 「かわいいあかちゃんだね!」 「ゆっくりしてるよぉ・・・」 「とくべつなあかちゃん、ゆっくりそだってね」 「おかあさんもはながたかいね!!」 「ゆっくち!いっちょにゆっくちちよう!!」 遊びに来るれいむ一家にちやほやされる妹。 決して姉が無視される訳ではないが、“ついで”のような扱いが気に入らなかった。 しかし、文句を言ってもお母さんに叱られる。 表にはそんな気持ちを出さずに、出せずにいた。 (まりちゃだってかわいいのに!おかーしゃんのあかちゃんなのに・・・!!) そんなある日のこと。 巣の蓄えが少なくなってきたことから、お母さんまりさは狩りに出かけることにした。 「これからおかーさんはごはんをとってくるからね!おなかがすいたらテーブルのごはんをたべてね! おねーちゃんはいもうとのめんどうをちゃんとみてあげてね!!!」 「ゆっくちいってらっちゃい!!」 「いってらっちゃい・・・」 「ふたりとも、いいこにおるすばんしててね!!」 お母さんまりさは巣穴の入り口を隠すと、巣を後にした。 ほどなくして、妹のまりさつむりは暇をもてあましたのか歌をうたい出した。 「ゆー♪ゆんゆんー♪ゆっくちちちぇってねー♪」 「うるちゃいよ!!ゆっくちできないからしずかにしてね!!」 突然姉に怒鳴られた。訳が分からない妹は戸惑う。 「ゆぅ・・・おねーちゃんどうちたの?どうちておこるの?」 「しずかにちてっていってるでしょ!ばかなの!?」 そういうと近くにあった小石を咥えてぶつけた。 貝殻にぶつかったので怪我どころか痛みも無いが、妹のまりさつむりはびっくりした。 「ゆぅ・・・ごめんなちゃい・・・おねーちゃん・・・」 普段はお母さんに叱られるのが嫌で強く当たらない。しかし巣に2匹だけの今は別。 姉まりさは日ごろの鬱憤をぶつけだした。 そして妹には姉の態度の理由が全く分からなかった。 しばらくすると姉まりさはお腹がすいてくる。 ぴょこぴょこと跳ねながらテーブルに向かうと、母親が用意した食事を食べだした。 「むーちゃ、むーちゃ、ちあわちぇー☆」 そんな姉まりさの姿を見て、妹のまりさつむりもお腹がすいてきたのだろう。 這いながらテーブルに向かう。 「しゅーり、しゅーり・・・」 普段母親が運んでくれる分、自力では時間がかかってしまう。 お腹がすいてることもあり、普段以上にゆっくりした動きにも思える。 そんな移動をしてる間も、姉まりさの「しあわせー☆」という食事の声が聞こえてくる。 たまらずテーブルにたどり着く前に姉まりさに言った。 「おねーちゃん!まりちゃにもごはんもってきて!おなかしゅいたよ!!」 しかし 「ゆ!ごはんもじぶんでたべられないの?ばかなの?じぶんのことくらいじぶんでやってね!ゲラゲラゲラ!」 「どうちてしょんなこというにょぉぉぉぉぉぉ!?」 姉まりさは妹の頼みを一蹴した。 しかたなく自力でテーブルに向かう。もう半泣きである。 ようやくテーブルに着く。が、今度はテーブルに乗ることが出来ない。 「おねーちゃん!テーブルにのれないよ!のちぇて!のちぇて!!」 「むーちゃ、むーちゃ、ちあわちぇー☆けぷぅ・・・」 「どうちてむしちゅるのぉぉぉぉぉぉ!?」 今度は無視である。 普段お母さんに沢山かまってもらえる妹のまりさつむりが、今は何も出来ずに泣きながら騒いでいる。 自力で何も出来ないその姿を眺めながら、姉まりさは優越感に浸っていた。 「おねーちゃん!おねーちゃんんんん!!おなかしゅいたよぉぉぉ!!」 泣きながら訴えるその姿を見ながらとる食事は最高に気分の良いものだった。 (ふん!ふだんおかーしゃんをひとりじめするばつだよ!・・・そうだ) 「しょうがないくじゅだね!でもおねーちゃんはやさしいからテーブルにのせてあげるよ!」 「ゆっ!?おねーちゃん!!はやくぅぅぅぅ!!」 テーブルの下におりると、もはや泣きじゃくるばかりの妹の踏み台になってあげる。 踏み台にされる、この行為自体が屈辱に思えたがこれからのことを考えると笑いをこらえるのに必死だった。 「ゆーちょ、ゆーちょ、ゆぅ・・・ん!」 なんとかテーブルにのれたようだ。 ようやくこれでご飯が食べられる。そう思った妹のまりさつむりがテーブルの上の異変に気づいた。 「ゆ・・・ごはんが・・・にゃいよ!?にゃんで!?にゃんでぇぇぇ!!?」 「げぇーっぷ☆」 「おねーちゃんがじぇんぶたべちゃったの!?」 「おお、まぬけまぬけ。のろまのろま。ゲラゲラゲラゲラ」 姉まりさは二匹分の食事を全て平らげてしまっていたのだ。当然テーブルには食べカス以外何もない。 「どうちてぇぇぇ!?にゃんでぇぇぇぇ!?ゆえぇぇぇぇぇぇん!!!」 「ぷっすー☆ひとりでなんにもできないのろまなくじゅなんだね!とくべちゅ(わらい)なちゅむりちゃーん!!」 「ゆぇぇぇぇん!おかーしゃん!!おかーしゃーん!!!」 「すぐそうやっておかーしゃんをひとりじめちようとしゅるからこんなめにあうんだよ!ゆっくちりかいちてね!!」 「ゆぇぇぇぇぇぇん!」 姉まりさはそんな妹の姿に大満足した。そして更にいじめが続く。 「くじゅまりちゃちゃんはテーブルからひとりでおりられるのかなー?ゲラゲラゲラ!」 「ゆ!?・・・くじゅじゃないもん!おりられるもん!!」 煽られた妹のまりさつむりはテーブルから飛び降りる。 しかし普段跳ねたりしない分、いわゆる足の部分は通常のまりさより弱い。 姉まりさがそんなことを知っているはずも無いが、結果妹のまりさつむりは着地と同時に大きな衝撃を受ける。 背中の殻の重さがそれを増徴する。 「ゆぴゅっ!」 おもわず餡子を吐いていしまう。 「ゆぇぇぇぇ・・・いちゃいいいぃぃぃぃ・・・」 全身に響く衝撃と痛みでもだえるような声しか出せない妹。 そんな姿を見て、姉まりさはゲラゲラゲラと笑うばかりである。 そのとき、あまりの痛さと苦しさに チョロロロロロ・・・・・ 「ゆ゛っ!ちーちーをもらちてるよ!?くじゅはちーちーしゅるすがたもまにゅけだね!!」 「ゆぅ・・・みにゃいでぇ・・・」 「おお、くさいくさい」 もはや叫ぶことも出来ない妹のまりさつむりはその場でうずくまり、ちーちーを漏らした。 「ちーちーのなかでおねむ!?ゲラゲラ!!そんなにちーちーがすきなら、まりちゃのもあげるよ!!!」 チョボボボボボ・・・・・ 姉まりさはちーちーを引っ掛け始めた。そこには2匹分のちーちーによるおおきな水溜りが出来ていた。 空腹と、先の号泣・お漏らしによる水分の消失、叫び続けたことから来る疲労、全身の痛み。 もううずくまったまま、ちーちーの水溜りから動くことが出来ず、気を失ってしまった。 「ぷっすー☆くじゅはちーちーのなかでおねむがおにあいだね!くさいくさい!ゲラゲラゲラ!!」 たっぷりと日ごろの不満を妹にぶつけた姉まりさ。 ひとしきり笑うと満足したのか寝床に向かい、昼寝をすることにした。 どっすん!! 「ゆびゅる!!」 餡子を吐きながら、姉まりさはめをさました。 何が起こったのか理解できない。 しかしすぐに全身を激痛と、ずっしりとした重さが支配していることに気づいた。 「ゆ・・・いちゃいいいいいいい!!」 「いだいじゃないよ!!よぐも!!よぐもあがぢゃんを!!おもうどをぉぉぉぉぉ!!」 「ゆ・・・!?おかーしゃん!?にゃんで!?どうちてこんにゃことしゅ・・・ゆぴぃ!!」 こんとは咥えられてそのまま巣の壁に叩きつけられた。 「よぐもいもうどをごろじだね!ゆっぐりでぎないあがぢゃんはおがーざんのこじゃないよ!!!」 姉まりさが昼寝を始めてから随分たった後、お母さんまりさは巣に戻ってきた。 「ゆ!これだけあればあかちゃんたちもじゅうぶんゆっくりできるよ!!」 たっぷりの食べ物を頬に、帽子にしまっているお母さんまりさ。 はやく赤ちゃんの顔が見たい。いそいそと巣穴の入り口を開き、中に入った。 「ゆっくりただいま!!たくさんごはんをとってきた・・・!?」 お母さんまりさは巣の違和感に気づいた。たちこめるあまったるい臭い。ちーちーの臭い。 そしてその中に・・・ 「あ・・・あ゛・・・あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!????」 ちーちーの水溜りで気絶した事によって皮が溶け、 そこから餡子が溶け出してしまい、 絶命した、 妹のまりさつむりの、 変わり果てた姿であった。 水に強い貝殻があっても、本体は饅頭。水溜りの中では長くは持たなかったのだ。 「どうじでぇぇぇぇ!?あがぢゃんんんん!?だれがぁぁぁぁぁ?!ゆ゛!?」 そういえばもう1匹の赤ちゃんがいない。 まさか、そのこも!? 不安になったお母さんまりさは巣の中を探し出した。 しかしあっさりと、寝息を立てて眠る赤ちゃんの無事な姿を見つけた。 ほっとするお母さんまりさ。しかし、ここでなんで妹のまりさつむりがあんな姿になっていたのか考え出した。 巣の中が荒らされていたわけじゃないし、なにより入り口はしっかりと隠していた。 外から何かが入ってきたわけではない。 巣の壁にも異変はない。 中にいたのは赤ちゃんだけ。 1匹は死んで、1匹は無事・・・ いっぴきはぶじ・・・ なかにいたのはあかちゃんだけ・・・ あかちゃんだけ・・・ まさか。まさかまさかまさかまさかまさかまさかまさかまさかまさかまさか!!!!!! 次の瞬間には姉まりさに飛び掛っていた。 「よぐもぉぉぉぉぉ!!!じねぇぇぇぇぇ!!!」 「やめちぇぇぇぇぇ!!おかーしゃ・・・」 「おばえみだいなぐずが、おがーざんなんでよぶなぁぁぁぁぁ!!!」 「おかーs」 びちゃぁッ!! 姉まりさが言い切る前に、餡子が地面に広がった。 姉まりさはただの餡子の塊になった。 (どうちて・・・おかーしゃん・・・) 「ゆぐっ!ゆぐっ!まりざはっ!とぐべづなあがぢゃんをっ!さずがったのにっ!!ゆぐっ!!」 「なんで・・・・!こんなことに・・・!!」 巣に残されたのは、もはや泣くしか出来ないお母さんまりさと、地面に広がる餡子、水溜りの中のちいさな貝殻だけであった。 これまで書いたもの ゆっくりいじめ系856 赤ちゃんれいむとすりすり このSSに感想を付ける
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01.海外特派員 (ForeignCorrespondent 1940年 アメリカ モノクロ ) 海外特派員は、巨匠アルフレッド・ヒッチコック(Alfred Hitchcock)監督の「レベッカ」に続いてハリウッドで制作した2本目の作品です。主演は、ジョエル・マクリー(Joel McCrea)で、西部劇に出てくる姿はよく見ましたが、スーツ姿の役は珍しいのではないでしょうか。役柄は、アメリカからオランダへ派遣された通信員なので、海外特派員(Foreign Correspondent)となります。しかしヨーロッパの人には珍しい言葉らしく、通信員(Correspondent)でしょうと問われて、いや海外特派員だと訂正する場面が2回も出てくるのはなんという念の入れようだろうと思います。 ヒッチコック監督について、私がここで話すまでもないですが、この映画の制作当時はまだ名前が売れてなかったらしい。また、ハリウッドではスリラー映画はB級作品とみられているため、主演依頼を受けたゲーリー・クーパーが出演を断り、出来上がった映画をみて、何故出演を断ったんだろうと、地団駄を踏んで悔しがったという話があります。 映画のあらすじは、第二次世界大戦直前のヨーロッパのオランダを舞台に、大物政治家の暗殺現場に居合わせて、犯人を追跡するアメリカの特派員の冒険を描くものです。 写真を撮らしてもらっていいですかと断り、カメラを構えた暗殺者の右手から、引き蓋らしきものがひらりと落ちるのです。引き蓋で拳銃を隠していたのです。ひらりと書きましたが、静止画像の悲しさ、この写真だけでは非常に表現不足です。後の動画をみて頂きましょう。ヒッチコック監督はここはが一つの見せ場と考えていたと思います。 引き蓋が落ちて、大写しになった暗殺者の右手になんと拳銃が見えるではありませんか。 あっと驚く映画観賞者の声が伝わりようもありませんが、前の写真に示すように、レインコートを着てこっちをみている海外特派員には、カメラの陰で全く見えないのです。 カメラを構えた暗殺者は、レリーズを押さず、拳銃の引き金を引いたのです。 暗殺者が 持ってるプレスカメラこそ、この映画の主人公スピードグラフイック(Speed Graphic)なのです。 暗殺者に拳銃で撃たれた大物政治家は、その場に無残にも血を流し倒れたのです。暗殺者は、拳銃は持って、最高のプレスカメラ、スピグラをその場に放り出し逃げ出したのです。後を追いかける海外特派員。 ヒッチコック監督は、この映画で面白い、珍しい場面を見せてくれます。上の写真は、暗殺者が傘を差した人々の間を逃げるんですが、雨傘がまるで波をうつようにみえるのです。静止画像ではぽっかり穴があいてるようにしかみえません。しかし次に動画をいれました。 上の写真は、後ろの風車が他の風車と回転方向が異なる事から、暗殺者がこの風車に逃げ込んだ判断する前の場面です。警察官もこの時点では気がついていません。 コックピットにカメラを据えっぱなしにして、とらえた飛行機の墜落シーンです。 第二次世界大戦は、 1939年にドイツが、フランス・イギリスに宣戦し勃発。アメリカは1941年に参戦し、1945年に終焉を迎えます。この映画は勃発直後に作られ、最後の場面が非常に感動的であり、イギリス出身のヒッチコック監督の感情がこめられています。マクリー扮する海外特派員は、空襲下のロンドンから、アメリカ国民に電話で次のように訴えるのです。 「欧州はもはや暗闇に立ち尽くすのみ」「明りが残っているのはアメリカだけです」「その明りを銃で守ってほしい」「世界に残された最後の明かりをどうか消さないで」と。ゲーリー・クーパーは、最後のこの場面をみて、マクリーに代わり、自分がその言葉を言いたかったと、悔しがったのではないでしょうか。 最後に、ヒッチコック監督は自分の作品の中に必ず出演するので有名です。ちょっとだけのため、どこに出てくるか気を使っていると、本来の映画の意味がおろそかになるというので、なるべく前の部分に出るようにしてるとのことです。上の写真は、主演のマクリーがホテルから外へ出た所で、新聞を読んでる通りすがりの人の役で出演しています。若いですね。ヒッチコックは1899年生まれですから、この時41歳です。帽子を被ってるのでわかりませんが、頭髪は十分あったと思われます。 もう一つ、妙に興味を持った所があったので記します。スコット・フォリオットという人が出てきますが、その人の名は、SCOTT・ffOLLIOTTと頭文字が小文字で綴ります。読み方は、「フフ」でなくて「フ」でいいとのことです。理由は、先祖が王様に首を切られて以来頭文字が小文字になったという事です。まさに雑談になりました。 (未完成) 「カメラを構えた暗殺者はレリーズを押さず、拳銃の引き金を引いた」息詰まるシーンですね。このスピードグラフィックスというのはずいぶん重厚なカメラですね。 -- inada (2013-03-23 15 41 09) スピードグラフィックは、通称スピグラといい、報道写真用プレスカメラの代表者でした。画面寸法が大きく引き伸ばしに耐える。 蛇腹を繰り出し接写が可能。レンズ交換可能。フイルムパック交換可能。距離計つけて焦点調節。フラシュガンつけて暗い所でも 撮影可能等なんでもござれのカメラです。重いのがたまにきずですか。 -- (kojirou4) 2013-10-02 16 42 06 新年おめでとうございます。 年賀状は5年前からやめていますので、失礼しました。 ブログ拝見しました。面白いですね。 私は「写真家とカメラたち」(彩流社)という単行本を 出しました。その中で、スピグラは何度か出てきますが、 メインはやはりウィージーですね。 ブックマークしましたので、ときどき拝見します。 よろしくお願いいたします。 -- (那和秀峻) 2014-01-06 12 38 44 那和秀峻先生,私のブログみていただき、またコメントもいただきありがとうございます。早速「写真家とカメラたち」を買って見させて いただきます。「カメラたち」なんですね?私の題名と似てますね。 -- (kojirou4) 2014-01-06 14 10 02 那和秀峻先生著書の「写真家と名機たち」を、すぐ注文しましたら、今日手元に届きました。素晴らしく、面白い本です。 特に、映画「ガンジー」で書いたマーガレット・バーク=ホワイトと「毛皮のエロスダイアン・アーバス幻想のポートレイト」 のダイアン・バースの話しが出てきて、非常に嬉しく感じました。 -- (kojirou4) 2014-01-08 16 47 59 名前 コメント すべてのコメントを見る
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海外版 PS3 北米版推奨 アジア版はPALの為ブラウン管テレビにコンポジットで接続した場合画面が表示されない 種類 リージョン 備考 北米版 NTSC 日本のPS3本体でプレイ可能 アジア版 PAL 日本のPS3本体でプレイ可能。ただしブラウン管コンポジット非対応 Xbox360 アジア版推奨 種類 リージョン 備考 北米版 NTSC-U/C 日本のXbox360本体でプレイ可能 アジア版 NTSC-J 日本のXbox360本体でプレイ可能 PC 購入リンク 店名 アドレス GSO http //www.gamestationonline.jp/ IFG http //www.ifeelgroovy.net/ M F http //march-february.com/ いちばんかん http //store.shopping.yahoo.co.jp/ichibankan/ アソビット http //www.akibaasobit.jp/ ゲームエクスプレス http //www.rakuten.co.jp/gameexp/ カオス http //www.messe.gr.jp/chaos/chaosindex.htm ゲハリ http //www.gmh.jp/ ショクプラ http //www.rakuten.co.jp/shockprice/ ブルーアップ http //www.rakuten.co.jp/blueup/ プレアジ http //www.play-asia.com/ レイル http //store.shopping.yahoo.co.jp/raylbox/index.html ソフマップ http //www.sofmap.com/ ファミコンプラザ http //www.famicom-plaza.com/ パチモンTV http //pachimon.tv/ YesAsia http //www.yesasia.com/global/ja/games.html CD WOW! http //www.cdwow.com/games Amazon.co.jp http //www.amazon.co.jp/ 参考 【PS3/360】Modern Warfare 2通販スレ9【未発達】 http //jfk.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1258174625/ 店名 発送日 リージョン? A レイル 11/05最速発送 北米 B アソビット 11/08最速発送 C IFG 11/09最速発送 米尼 北米? プレアジ 北米・アジア ファミプラ カオス D Hexagonny 11/10最速発送 YesAsia CD WOW E パチモンTV 11/11最速発送 マチダゲームストア いちばんかん F ゲームエクスプレス 12日発送予定? GSO 12日入荷、発送。店長ブログより G amazon 11日~13日発送予定?キャンセル可能 H ソフマップ 発送日不明 あみあみ m f ブルーアップ
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IAEAからの要請と当庁が作成した資料一覧 http //www.jma.go.jp/jma/kokusai/eer_list.html ドイツ気象局による放射性物質拡散予測 http //atmc.jp/germany/ オーストリア気象研究所による放射性物質拡散予測 http //atmc.jp/austria/ イギリス気象局による放射性物質拡散予測 http //atmc.jp/england/ ノルウェー気象研究所による放射性物質拡散予測 http //atmc.jp/norway/ http //transport.nilu.no/products
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27 名前:名無しの心子知らず[] 投稿日:2005/07/02(土) 13 33 56 ID HMyowVqU 赤子の脇の下を洗う時や、体温計を差し込む時は、 前からより背中側からの方がやり易い。
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合資会社わいわいネットワークの海外情報部です。 無限責任社員 西 健二 は、米国留学の経験もあります。 特に英語圏への営業活動は、積極的に取組んでおります。 2010年には、亜細亜方面 (特に中国語圏)にも 目を向けた活動をしています。 世界各国の最新情報に目を向けることによって、 会社の今後の営業方針に影響を与えることになります。 現代はインターネットの普及に伴い、 国際交流も活発に行われています。 情報化社会は、今後、ますます進んでいきます。 『 正しい情報を制す者が、 人生の成功者となる 』と考えております。 無限責任社員へのメール 今後とも、海外情報部を宜しくお願いします。 無限責任社員 西 健二
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gaigercount @ ウィキ http //www47.atwiki.jp/gaigercount/ ガイガーカウンター一覧 http //matome.naver.jp/odai/2130192683969299601 ガイガーカウンター一覧 http //www.mikage.to/radiation/detector_list_geiger_counter.html ガイガーカウンター比較 http //www47.atwiki.jp/gaigercount/pages/16.html 簡易放射線量測定器でできるだけ良い測定を行うコツ(第2版) https //docs.google.com/document/pub?id=1wTJmhKLhGI8gUUJGP3Dcro3fIXa037B6gSsBzGP32oU
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ヨーロッパ ランク 学校名(分かる方向け略称) 特S モナコ、ロイヤル、パリオペ、ジョンクラ、ロイヤル(ロンドン)、パリオペラ座(日本人は入学ほぼ不可能?) S オランダ国立、ベルリン、チューリッヒ、ハンブルク、ワガノワ、ボリショイ A イングリッシュナショナル、パリコンセルヴァトワール、パルッカ、ミュンヘン、ロゼラハイタワー、ハンガリー、ハーグ B セントラルスクール、エルムハースト、マンハイム、アントワープ、バーゼル、マルセイユ、ヨーロピアンスクール、リスボン C その他私立バレエ学校 アメリカ (話題に)出ている中だけで言うならば、JKOかなと思います。 SFBとPNBSの附属校も上位校です。 HBA、ハリッド、ボストン(横並び)と続き、 ジョフリーやピッツバーグはやや下がるかな。 この中には出てきていませんがアメリカには王者SABがありますので、 最難関と言えばSABかもしれません。 アメリカには国立のバレエ学校がなく、 バレエ団附属バレエ学校のほかに独立したバレエ学校も多く、 (有名なところではエリソンなど)こういった非常に力のあるバレエ学校も多いので 就職率で言うならばとりあえずSABは100%に近いかもしれませんが、 その他についてはアメリカ人でもわからないのではないかな?と思います。